第1回ひな祭りレガッタ
Date: Mar, 07(Sun), 2004 
上下 2レース

Race1スタート= 11:10  Race2スタート= 13:25
参加艇数: 26艇 (うち外来艇10)
本部艇: さきがけ

 昔、【ニュージーランドからの手紙】 っていう連載が、舵かヨッティングどっちか忘れちゃったけどありました。  「20ノットの風。夕方、僕はスプレーを浴びながらレース海面へ向かう。」 みたいな…。
(勝手に作りました、ごめんなさい) 

 当時NZでレース三昧の生活をしていた西村カズさんが書いていたコラムを、毎月心躍らせながら読んだものです。ハハハ。 葉山マリーナヨットクラブのメンバーでもあるその西村さんが、クラブレースのレベルアップのために、無料で!コーチングしてくれるセーリングクリニックの番がいよいよホビーホークに回って来ました〜。今日は一同ちょっと緊張…。

 ご挨拶の後、いつもなら10時ちょっと前にドッグアウトするところだけど、今日は艇長会議が終わったら、すぐにいそいそと出ていく。そして、いきなりスピンなんか揚げちゃったりなんかして。
一応、「普段どおりにやろうね」っていうことになってたんだけど、あんまり普段どおりすぎても失礼なので、適度に緊張感を持って、ウォーミングアップをしたって事にしておきます。

 北〜北東の安定しない風。トランジットを取って、バイアスを見るもフレフレまくりまくり。 APが揚がり、しばし待機。 そのうち、北西、西、そして南の風へと振れていく。 スタートラインはずっと岸に移動して、11:10、ようやくスタート。

 超!カミ有利のラインでカミ側がごった返す。団子になってコミッティーボートに寄り付く。 カミからひどい割り込みをしてくるフネにブツクサいいながら、風もスピードもなく、ちょっと冴えないスタート。うーん、ロケットスタート(1カミマークまでの「やせ馬の先走り」とも言う)を信条とするホビーホークとしてはいささか納得の行かない滑り出し。

 逃げのタックを打って、フリートの右寄りに位置しながら、あとはスターボーロングの片のぼり。でも行く先には全然風がないよーぅ!左は高速道路みたいなブローラインが続いていて、そのまま伸ばして一番岸寄りの左海面へ行った艇団がアプローチではうんと前へ出る。フェローズが遥か前〜!ガルル〜。横目で見るも、身動き取れず…。

 強弱も振れ幅も非常にハゲシイ安定しない風の中、何とかマークへたどり着く。
う、うしろが…寂しい…。 久々に28Sのモッチリとした走りを体感。ハルスピードのある船が小さなパフでスルスル滑るようなこういう軽風コンディションは、ホントに苦手。なかなかスピードビルドが出来ず、もー、ネバネバした海の上を走っているような感じ!

 「うーん、こ、これは…」 と西村さんも苦笑いの"3年もの"のスピンは、シットリとお肌に優しいシルクの風合い。微風にだらしなーく垂れ下がる。

 結局走りのツボを得られないまま、冴えない順位でフィニッシュ。せっかく西村さんに色々アドバイスを頂いたんだけど・・・。そういえば、HMYC1号艇(ニッポンカップ艇)をチャーターして出ていたYSBこと世捨人チーム に、クロスするたびミートして、もーまるでニッポンカップ状態。うちも遅かったけどそっちも相当…(以下自粛) 1レース目は26艇中21位

 フィニッシュしたら、なんだか黒い雲。そして風。葉山上空をミニミニ前線通過か?もしかして吹き上がるのかも〜と思いながら、ちょっと寒くなったので上着を着て、あとはしばしお弁当タイム。
 えーと、本部艇は??ん?? ギャーッ!もうP旗揚がってるじゃーん!! 考えても見てください、ビリッケツの方でフィニッシュしたフネがのんきにお店をひろげておべんとタイムをする時間なんて、あるはずないっちゅーの!

 ベロベロに緊張感がないまま、またまた超カミ有利のラインになだれ込む。と言っても足りなくて、ラフに応じてくれないカミ艇をツンツンしながらようやくスタート。さっきの突風はもうどこかへいっちゃったみたいで、スローな展開。海面はムラがあるけれど、黒い雲に向かって、時折風がやって来る。四畳半ブローを捕まえながら進むと、もうカミマークを回航したトップ艇が風に乗ってスピンでかっ飛んで来る。 風が来たーっ!! …と思ったけど、後続艇が回航をする頃にはそんな風どこかへ行ってしまい、どんどんどんどん風が振れてついにはカミシモ逆転してしまった。

 ドツボにはまった右舷お子様とはテール・トゥー・ノーズで、あとは、うま〜くインをとられたミヤジマさんちのビックディッパーや、 またまたよく会うYSB などとゴッチャになってラウンディング。

 その後、北寄りの風がきちんと入りフルハイクのコンディションになる。あんま〜り覚えてないけど、ミートしたのは?そうですYSB。 あまりに遅いので 藻に服してたのかも。
 カミシモが逆転しちゃったので、最後の上りは下り。(?) パフラインに乗っていい走りで後ろを少し引き離すけど、ほんの一瞬の反応の遅れでスピンが潰れたら、後ろからヘッドアップして来たアデレードになんなくカミ突破されてしまった。こういう所が甘いのか…。 業を煮やした西村さんが最後はトリムに入ってくれて、フィニッシュ。修正6位と2レース目はまずまず?

 でも、全体的に冴えなかったなぁ、と思いながら成績表を眺めると、なんと、HMYC艇の順位では2レース目は 第1位 だったことを発見!!今回は、プラトーカップを兼ねていたので、お上手なプラトーが8艇と外来の大型艇も2艇いたので、ちびっこフネとしては頑張ったんだけど、総合成績だとダメダメの13位・・・。

レースリザルトはこちら

本日のメンバー:8人
ヘルム :ビール先生  メイントリマー: 西村
ヘッドセールトリマー: 慎太郎、井川
ミドル: 川村、わたし  バウ: サト君



2004年!新・対戦成績
対 海援隊 2勝2敗  対 フェローズ 2勝2敗
対世捨人 1勝0敗
そうそう、YSBこと世捨人チームは、どうも世を捨てきれないさびしんぼう(プッ)らしいので、
艇種のいかんに関わらず真のライバルにしてあげることが
一昨日チャイハナでのミーティングで決まりました。

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