第3回 ひな祭りレガッタ
Date: Mar, 06(Sun), 2005
上下 2レース
スタート R1=10:32 R2=11:55
参加艇数: 27艇 (うち外来艇7) 本部艇: 赤いの



  3月だというのにエラい寒さです。天気予報は 「北東の風海上海岸で強く雪」 なんて言うんです〜。(絶句) でも葉山のレースがこれしきで中止になるとは考えにくいので、モーレツに気合いを入れて艇長会議にのぞむと、参加艇27。家庭や社会か見放され必要とされていない悲しい大人たちが集まって一緒に遊んで傷を癒しあうんです。真冬にヨットに乗って、ますます浮世離れし、一層見放されて行くんです。  みんなー、ジジババになっても、一緒に老人ホームではじけようね〜!オーッ!
 
 冗談はさておき、ホントに風吹いてます。全員ライジャケ着用し、カッパとブーツといういでたちで恐る恐るレース海面に行ってみると、 一面白波!ギャー! 風向30〜40度。大崎寄りでもう一度とって見ると20度。左振れ?いつもと逆?それとも振れまくっているのか。

 風はガストで20ノットを超えてる感じ。迷わずNo.3をセット。こんなに吹いてても少しだけ気が楽な事があるとすれば、それは今日、へさき労働をしなくてもよいということだ。さとぴょんが神様に見える。

 第1レース、ラインはほぼイーブン。コースサイドからラインに乗る。でも風があるのでちょっと早過ぎた。あと1分30秒あるけど、もうラインの真中〜。シモ艇が居ない所でちこっとやり過ごしてなんとか時間を稼ぐ。

 再び加速して流し始めた時、PLATUがカミのライン上にいてちょっと邪魔だったので少しツンツンさせてもらう。彼らがセールオーバーして前に出てラップが切れたところで、一瞬ホビーホークはライン上でポツンと丸見え状態になる。 「うぉー、出てる出てる、ベアベア〜」 あんまりおとせなかったけど、なんとか入ったかな?・・・そのはず。・・・と思う。でも今日の本部艇は 「赤いの」 であるからして、きっとテラさんが手厳しくスリットを見てるに決まってる。 不安だ。とても不安だ。 いいや、行ってまえ〜!一抹の不安を抱えながらスタート。

 吹出しはやはり左か? 殆どの艇が左へ伸ばす。1カミまでは周りに右舷お子様など大型艇ばかりで、スンバラシイ所にいるぞー。(ご存知、痩せ馬の先走り現象!) とことん左まで突っ込んだ方が良かったみたいだけど、手前で返してしまい後悔。その後もスタボーレイラインに乗せるまで伸ばしてしまったら、風強いながらも結構ムラがあって、時々パワー抜けてしまう感じ。しかも、レイラインの読みがちょこっと甘く、ショートタックを2本入れる羽目になり、ふエローズにはまんまと前を通らせてしまった。んー、失敗…。

 マークアプローチに入ると、ベアダウンする前に何を血迷ったかサトピョンがいきなりスピンをホイスト!
ガーッ、マークまだだよ〜!そりゃないぜセニョール!(でも、人の事は言えない。以前女子マッチの際にしでかした自分の前科が甦る。あの時はスピンがびろろろーんと流れてしまいマークをすっぽりと包み込み、大事な場面で360度。みんなの目から非難のレーザービームを浴びまくり、あまりの申し訳なさにその日は一日キタロウオヤジサイズで過ごすこととなった。)

 幸い、スピンを流す事も絡める事もなく、ベアダウンしてから無事にあげなおすことができた。度胸一発ジャイブも決まる。ポールをオフしてカミおろし〜!の直前でスピンシートのシャックルが開いてスピンを飛ばしてしまったけど、スピンダウン体制に入っていたため特にロスなく、とりあえず体裁を取り繕ってマーク回航。ふー。

 次ののぼりは結構左を攻める。でも、陸風ゆえか、強風なのに結構ズコーンと振れたりするので、後半からはシフトをみながら刻んで行く。流し込みフィニッシュの最後の下りも特にミスなく低く走れたけど、…でもふエローズとの差は残念ながら縮まらず…。フィニッシュ直前でままたシャックルが外れてスピンシートが飛んでしまったケド、運良くフィニッシュ直前だったので、特に問題なく終了。これはスナップシャックルのリングがひんまがってゆがんでいることが原因だった。デッドランの時、スピンのクリューがフォアステイをかすめた時にひっかかってシャックルが開いてしまったらしい。ラジオペンチで応急処置。

 1レース目はまあまあか?でも海援隊はとってもイイ走りでどっか前の方に見えなくなってしまったし、ふエローズにも負け。今日はなんだかデッカイヤツが一杯乗ってるので勝てる気しないな〜。

 第2レース。風がずんずん上がっているような気がする。表層の白波が砕けてへんなうねりになってきている。ちこっと危険な香り。 こりゃ大変だー。

 スタート直前の風向40度。トランジットもどんぴしゃりイーブン。第1レースと同じように真ん中下寄りから出る。トラブルでコースサイドに取り残されたままのサクラを避けながら全艇スタート。ゼネリコか?と思ったけどX旗のみ。こっちから本船は全く見えなかったので、絶対大丈夫(だと思う。たぶん) 不幸にもさくらと接触があったみたいだけど、大きなトラブルではなさそう。風はモーレツに吹いてきてるから気を引き締めて行かないと…。

 1カミを終えて、これまでの所大きなトラブルはナシ。ただし、流れそうなスピンバックを押さえに行ったさとぴょんの代わりに、代打でポールをセットしに行き、根っこを付け終わり先っぽをつけようとした所、トリガーが開いてしまいポールをさとぴょんの脳天にお見舞いした事を除けば。(汗)

 今度は海援隊が見える所にいる。ガンバンベー!ローリングがひどく、緊張の爆走スピンラン。コロっとするたびに、全身の毛穴が開いてアドレナリンと冷や汗がドバっと出る。でも最近、慎太郎君は度胸すわってきて、バイザリーで、んもーガンガン行く。心臓に悪い。(笑)

 辺りではブローチング艇続出!ひぇー、後ろ向いてるー!沈状態〜!でも見ない、見ない、明日は我が身…。 ジャイブにいたっては大変デンジャラス。なんとか返したけど、そのあと根っこを入れるのがこれまた一苦労。チーム内で「ヤンゲスト!」であるところのさとぴょんにあってもタコ踊りの連続。
うりゃあ!(注:巻き舌で) 佐藤ォー!ファイトじゃあ〜っ!!! と気合いを入れつつ、今日自分がバウじゃなかったことの幸福を全身で噛みしめてほくそえむ。

 最後ののぼり、海援隊に必死に食らいついて走る。特に離されてはいない感じ。 よーし、シオちゃん錯乱作戦だ! 気を散らせようと手など振ったりしてみるけれど、軽くあしらわれて先にフィニッシュされてしまった。 (シオちゃんのバカバカバカン)

 あとは、何てことでしょう〜!BE−ONEがデスマスト!いい走りをしていたのにアリャリャー。でもクルーの皆さん、手馴れた様子でテキパキと回収していて、怪我人もなかった模様。そしたら今度は落水事件があったらしく、どうやらO&Sがライフスリングで救助した模様。こちらも後で聞けば怪我人ナシ、ということで、だてに皆さん百戦錬磨じゃあないですね〜。立派なシーマンシップ〜!スバラシー!

ってことは、 社会から必要とされなくなって老人ホームで寂しくクダを巻く のはもしかしてアタシだけ?ガクーっ。

 結果は第1レース第5位、第2レース第4位、 総合は第4位 でまずまず。
終わってみれば汗びっしょり。強風レース、あー楽しかった!


レースリザルトはこちら
(3/7 21:00現在まだアップされてませんが、ファイル名予想してリンク貼ってみました。eさんダメ?)

本日のメンバー: 6人!

ヘルム=しんたろう  
メイン=中村 
ヘッドセール=ビール先生、アタシ
ピット=川村 
バウ=サトぴょん

 


2005年!勝手に対戦成績コーナー

対 海援隊 1勝4敗
対 フェローズ 3勝1敗
対 KAIJIN 3勝2敗
ナポリ 3勝2敗
Brighten 0勝2敗
ハートオブ笑笑 3勝1敗
対 レディーヤッホー 対戦なし
   

★ 海援隊にはクラブポイントでは勝ったけどレース成績での負けは負け。
★ ふエローズにはレースでは勝ったけど、真の勝負、第3レース(レース海面=笑笑)はDNCだったのでやっぱり完敗?

 

 

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